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Art
50mm F1.4 DG HSM

利用可能マウント

  • L マウント
  • ソニー Eマウント
  • シグマ SAマウント
  • キヤノン EFマウント
  • ニコン Fマウント
生産完了
  • カメラタイプ

    一眼レフ

  • 対応マウント

    L マウント, ソニー E マウント, シグマ SA マウント, キヤノン EF マウント, ニコン F マウント

  • センサーフォーマット

    フルサイズ

  • レンズ構成枚数

    8群13枚

  • 画角

    46.8°

  • 絞り羽根枚数

    9枚 (円形絞り)

  • 最小絞り

    F16

  • 最短撮影距離

    40cm

  • 最大撮影倍率

    1:5.6

  • フィルターサイズ

    φ77mm

  • 最大径 × 長さ

    シグマ SA マウント:φ85.4mm × 99.9mm

    ソニー E マウント:φ85.4mm × 125.9mm

    L マウント:φ85.4mm × 123.9mm

    ※長さはレンズ先端からマウント面までの距離です。

  • 質量

    シグマ SA マウント:815g

    ソニー E マウント:880g

    L マウント:905g

  • エディションナンバー

    A014

    レンズ鏡筒に製品が初めて発売された年の下3桁を刻印し、発売年ごとの識別が可能です。
    (製造年とは異なるためマウントによっては、発売年とエディションナンバーが一致しないことがあります。)

  • 価格

    シグマ SA マウント:オープンプライス

    ニコン F マウント:オープンプライス

    キヤノン EF マウント:オープンプライス

    ソニー E マウント:オープンプライス

    L マウント:オープンプライス

    ソニー A マウント:オープンプライス

  • 付属品

    ・ケース
    ・レンズフード(LH830-02)
    ・フロントキャップ(LCF-77mm III)
    ・リアキャップ(LCR II)

  • 対応マウント / 商品コード

    シグマ SA マウント:00-85126-31156-8

    ニコン F マウント:00-85126-31155-1

    キヤノン EF マウント:00-85126-31154-4

    ソニー E マウント:00-85126-31165-0

    L マウント:00-85126-31169-8

    ソニー A マウント:00-85126-31162-9

  • カメラ・レンズ対応表

    詳細はこちら

  • ※ ソニー Eマウント用は、ソニー株式会社とのライセンス契約の下でライセンスを受けたE マウント仕様書に基づき開発・製造・販売されています。
    ※ Lマウントはライカカメラ社の登録商標です。
  • 「定番中の定番」、標準レンズを極めた史上最高性能の「50mm F1.4」

    大口径レンズ開発で培ったノウハウを全投入、収差をぎりぎりまで追い込んだ最高性能を実現

    人間の視野に近い画角を持ち、ボケ味、描写力の変化を楽しめる大口径レンズ「50mm F1.4」。撮り方によって多用な表現ができるベーシックなレンズであるがゆえにその本質的性能が試されるレンズでもあります。デジタル一眼レフカメラの黎明期から、いち早くデジタルを意識したレンズ設計を行ってきたSigmaは、2008年に初めてSigma 50mm F1.4 EX DG HSMをリリース。その当時としては比較的大柄なボディでしたが、性能に妥協せず製品化を行い、Sigmaが考える理想の標準レンズを形にしたものでした。それまでカメラメーカー以外はほとんど手がけていなかったこの「定番」は大きな話題となりましたが、その圧倒的な性能ゆえ高い支持をいただき、Sigmaを代表する一本となりました。このSigma 50mm F1.4 DG HSM | Artは、その設計思想、品質基準を満たし、美しいボケ表現、歪みや周辺光量に最大限配慮、妥協を一切せずに製品化した最高画質の大口径標準レンズです。解像力は超高画素時代にふさわしいレベルに仕上げ、ピントの合う位置はあくまで高解像に、前ボケ・後ボケは柔らかいボケ味に。Artラインで打ち出した「最高性能」を徹底的に追求。初号機であるフラッグシップモデル、Sigma 35mmF1.4 DG HSM | Artの開発思想をストレートに継承した自信作です。

  • 高解像度とボケ味を両立

    ピントの合ったところの解像度を追求しながら、その前後のボケについては柔らかい描写を保つように配慮しました。高い解像度を実現するためにサジタルコマフレアや色収差等、画質に影響する収差を徹底的に補正。絞り開放からにじみのない高精細な描写を実現しています。また、口径食をできる限り少なくしながら、フォーカス前後の色のにじみを徹底的に抑え、自然なボケ味も追求しています。

  • サジタルコマフレアを良好に補正

    大口径標準レンズでは、開放から画面全域で高い描写性能を発揮するのが理想です。例えば点光源の像が一点に集まらず、尾を引いたような形になるサジタルコマフレアには、後群にグラスモールド非球面レンズを配置し、徹底的に補正。画面周辺部の点光源のにじみも少なく、天体やイルミネーションの撮影に威力を発揮します。また、ポートレートや室内での撮影など、美しいボケを活かした表現にも威力を発揮します。

  • 軸上色収差を補正

    画像の処理でも補正が困難な軸上色収差に関しては、SLD(Special Low Dispersion:特殊低分散)ガラスを採用し良好に補正し、すべての撮影域で高画質を実現。シャープでコントラストの高い描写が得られます。

  • ディストーションを徹底的に補正

    まっすぐな線が歪んでしまうディストーションはレンズを絞り込んでも改善されないため、レンズの設計段階から補正が必要です。Sigma 50mm F1.4 DG HSM | Artでは、非球面レンズの採用などパワー配置の最適化を行い、画面周辺までディストーションを徹底的に補正しました。

  • 豊富な周辺光量

    大口径レンズで低下しやすい周辺光量も十分に確保しました。前群レンズを大口径化し、開口効率を向上。画面周辺の減光を最小限に抑え、全画面域で均一な描写が得られます。青空など、開放付近での撮影でも光量不足を気にする事なく、開放のボケを楽しむ事ができます。

    図の横軸に像高(画面中心からの距離mm)を、縦軸に中心の光量を100%としたときの周辺の光量を表示したものです。周辺部の光量が少なすぎると、画面の四隅が暗い写真になってしまいます。

  • 素材、ユーザビリティ、機能すべてに洗練

    撮影者にとっての本質機能を追求、高度に融合させた設計。

    新しいレンズラインでは、付属フードの接続部にラバーを採用。レンズキャップ、AF/MF切り替えスイッチも一新するなど、撮り手の直観的な要求に応えうる、エキップメントとしての本質機能を徹底的に追求しました。内部機構には、超音波モーターHSM (Hyper Sonic Motor)搭載により、AFスピードの高速化と静粛性を実現。AFアルゴリズムを改良し、よりスムーズなAFに。ピントを合わせた後、フォーカスリングを回すだけで、ピントの微調整ができるフルタイムマニュアルも可能です。また、高い精度と堅牢性を兼ね備えた真鍮マウントを採用。長期使用に耐えうるよう、表面処理を施して強度を高め、高品質なレンズづくりを実現しました。内部のパーツにも、金属部品と親和性の高い新複合材TSC (Thermally Stable Composite)など適切に配置し、精度の高い製品づくりを実現しています。またレンズ鏡筒に、レンズが発売した年の下3桁を刻印。発売年号ごとの識別を可能にしています。

  • 超音波モーターHSM(Hyper Sonic Motor) 搭載

    超音波モーターHSM(Hyper Sonic Motor)搭載により、AFスピードの高速化と静粛性を実現。AFアルゴリズムを最適化することで、スムーズなAFを実現しました。AF駆動中でもフォーカスリングを回転させるとマニュアルフォーカスに切り替わる新フルタイムマニュアル機構を搭載。素早いピント調整が可能です。また、別売りのSigma USB DOCKを使用することで、従来のフルタイムマニュアルに切り替えることもできます。

    ※マウントによって、フルタイムマニュアル機構の初期動作が異なります。

  • 最短撮影距離40cmを実現

    光学系内部のいくつかのレンズ群を、それぞれ異なる繰り出し量でフォーカシングするフローティングシステムの採用により、最短撮影距離40㎝、最大倍率1:5.6を実現。撮影距離の変化による収差変動が少なく、全撮影距離で高い描写性能を発揮します。

  • 円形絞り

    9枚羽根の円形絞りを採用。イルミネーションや水面に輝く光などの点光源を背景にした撮影において、開放付近の絞りを使用する場合でも円形の美しいボケを得ることができます。

  • 新複合材「TSC(Thermally Stable Composite)」採用

    カメラやレンズの機構設計では、主要構造部を、金属とポリカーボネートそれぞれの特性を生かして、最適にレイアウトする必要があります。本レンズでは、アルミニウムと同等の熱収縮率をもち、温度による収縮が特に少なく、硬度が秀れている新複合材(*)TSC (Thermally Stable Composite)を業界で初めて採用。熱収縮率が少ないので金属部品との親和性が高く、精度の高い製品作りに貢献しています。

    (*)TSC (Thermally Stable Composite)
    アルミニウムと同等の熱収縮率を持つポリカーボネート。金属部品との親和性が高く、精度の高い製品作りに貢献します。

  • フレア、ゴーストに配慮した設計

    レンズ設計の初期段階からフレア、ゴーストに対する対策を徹底し、逆光のような強い入射光に対しても影響を受けにくい設計を行っています。スーパーマルチレイヤーコートの採用により、フレア、ゴーストの発生を軽減し、逆光時の撮影においてもコントラストの高い描写を実現。付属の花形フードの装着により、レンズの描写に悪影響を与える有害光を効果的にカットし、内面反射の発生を防ぎます。

  • 高精度、堅牢な真鍮製バヨネット・マウント

    高い精度と堅牢性を兼ね備えた真鍮製マウントを採用。長期使用に耐えうるよう、表面処理を施して強度を高め、高品質なレンズづくりを実現しました。

レンズ構成図

SLDガラス

非球面レンズ

MTFチャート

MTF(Modulation Transfer Function)は、レンズ性能を評価する尺度のひとつで、被写体の持つコントラストを像面上でどれだけ忠実に再現できるかを表したものです。図の横軸に像高(画面中心からの距離mm)を、縦軸にコントラスト値(最高値を1)を示したものです。
10本/mmの曲線が高いほど(1に近いほど)コントラストがよくヌケのよいレンズとなり、30本/mmの曲線が高いほど(1に近いほど)高解像度でシャープなレンズといえます。

*上記MTF性能曲線図は絞り開放時、無限位置でのデータです。
*歪曲補正に対応するミラーレス用レンズでは、横軸はLマウント用レンズをシグマ製Lマウントカメラに装着して歪曲補正を行ったときに相当する像高を示しています。(歪曲補正の効果はマウントやカメラによって異なることがあります。)
*空間周波数は歪曲補正を行う前の像面上での空間周波数を示します。

  • 空間周波数

    S:放射方向

    M:同心円方向

  • 10本/mm

  • 30本/mm

波動光学的MTF

幾何光学的MTF

ディストーション

effective distortion

点線部は理想的なレンズで格子模様を写したイメージ図です。赤線部は実際のレンズで格子模様を写したもので、ディストーションによって、格子模様がどの様に歪むかが読み取れます。

relative distortion

この図は横軸に理想的な像高(画面中心からの距離[mm])をとり、縦軸にディストーションの大きさを示しています。ディストーションの大きさは理想的な像の高さY0に対して、実際の像の高さYがどれだけ伸びているか(または縮んでいるか)で表わされます。

ディストーションの大きさ D[%]=(Y-Y0)/Y0×100
四角いものを撮影すると、ディストーションの値がマイナスの場合膨らんだように写り(たる型ディストーション)、プラスの場合凹んだように写ります(糸巻き型ディストーション)。
ディストーションの値が0に近いほど上記の歪みが自立たなくなります。

周辺光量

周辺光量の見方

図の横軸に像高(画面の中心からの距離mm)を、縦軸に中心の光量を100%としたときの周辺の光量を表示したものです。周辺部の光量が少なすぎると、画面の四隅が暗い写真になってしまいます。

  • F1.4

  • F2.8

  • F5.6

付属アクセサリー

別売りアクセサリー